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- 鼻先を高くしたいのですが、どのような方法がありますか?
- 鼻先は血流不足に弱い部分です。異物を使用して伸展させると皮膚が壊死してしまう可能性があるため、鼻先を高くするときには軟骨や筋膜などの自家組織を移植いたします。その際に、自然で軽度な変化をご希望される場合には、この鼻尖延長術(軟骨移植)が良い適応になります。実際には鼻先が部分的に3mm程度高くなると、人に気付かれにくいようなマイルドな変化が得られます。「もっと劇的に変わりたい」「5mm以上高くしたい」という大きな変化を望まれる場合には、鼻中隔延長術が必要になります。
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- 腫れが心配です。手術の後はどのくらい腫れますか?
- 手術は鼻根部に手を加えることが無く、鼻先だけの手術になりますので、他の鼻の手術に比べて腫れは軽度で治まります。鼻先の腫れや内出血は、1週間程度で改善いたしますが、腫れている部分はマスクでカバーできる範囲です。術後鼻先には固定のためプルアウト糸とテープが付いていますが、通常3日後に外してしまいます。ギプスの固定もしないので、術後は比較的楽な状態で過ごすことができます。
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- 軟骨は溶けて無くなったり、変形したりすると聞きましたが本当ですか?
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軟骨に限らず脂肪や皮膚などを移植した場合でも、術後に組織の形が変化してくることがあります。自家組織移植手術を行なうと、移植した組織の周囲に血管が新生されます。そこから酸素や栄養が移植組織に取りこまれて、組織はその形のまま生き残ることになります。これを生着(せいちゃく)といいます。
生着する前に何らかの原因で血流不足になると、移植組織には酸素や栄養が届かないため部分的に細胞の壊死を起こします。壊死した部分は脱落して溶けて吸収されてしまうので、その部分のボリュームが減ることになります。通常3~6ヵ月の期間をかけて組織が生着して安定しますので、術後半年くらいの間は形が変化していく可能性があります。それ以降の形状は変化することなく、生着した組織はそのままの形で残ります。“エーブ クリニック”では、移植組織の生着率をUPさせるために、内服薬を中心とした術後療法を行なっています。