-
- 小さくなり過ぎてしまった場合に、戻すことはできますか?
- フラップ法によって小鼻を絞り込んだ場合には、固定糸をはずすことによってある程度は鼻翼径(横幅)を元に戻すことができます。しかし組織を切除した場合は、原則として戻せないので、術前に切除幅を正確にデザインする必要があります。
-
- 外側を切開した場合、キズは目立ちませんか?
- キズを目立たなくするためには、(1)丁寧な中縫いを密に行なうこと、(2)適切な時期に抜糸を行なうこと、(3)状態によって内服薬を使用することなどがあります。術後3ヵ月程度はキズの赤味が強い時期がありますが、この後療法を行なうことによってほとんど分からないキズになります。
-
- 正面から見て鼻の穴が大きく見えてしまいます。これを改善するには、どのような方法がありますか?
-
鼻の穴が見えてしまう場合は、
(1)小鼻が大きく広い
(2)鼻長が短くup noseになっている
(3)鼻孔縁(鼻の穴のフチ)が上がっている、以上の場合が考えられます。(1)の場合は鼻翼縮小術:外側切開が適応になりますが、ご状態によってはフラップ法を併用するとより良い効果が得られます。
(2)に対しては鼻中隔延長術
(3)は鼻孔縁下降術(皮膚・軟骨複合組織移植術)が適応になります。
ご状態によって手術方法が異なりますので、手術前には正確な診断が必要になります。